'65年度のユーロヴィジョン・コンテストの優勝で一躍ショー・ビジネス
の世界にクローズ・アップされたフランス・ギャル。
“Poupée
プッペ、お人形のように可愛らしい巴里ジェンヌ”とライフ誌
によってアメリカにも紹介され、日本でも「夢見るシャンソン人形」
「涙のシャンソン日記」の大ヒットでもうすっかりお馴染みになった
彼女は、欧州の人気スターと云うより、世界中のポピュラー・ファン
の美しいアイドルです。
'66年初頭を飾る彼女の最新ヒット、ディスクを私達のレコード棚に
加える事が出来る!何て、セ・マニフィック!素敵なことでしょう。
フランスの音楽界の指導的な立場にある作詞家、ロベール・ギャル
がパパと云う恵まれた環境に育った彼女。'66年、今年も素晴しい
私達のアイドル、フランス・ギャルの年になりますように。
★天使のためいき(Nous Ne Sommes Pas
Des Anges)
セルジュ・ゲーンズブールの作詞作曲による彼女の魅力を十二分に
発揮出来る快適なテンポの曲です。
ゲーンズブールはギャルの今日をあらしめた大ヒット「夢見る
シャンソン人形」「涙のシャンソン日記」の作者です。
ギャルについてはファンの皆様はもう何もかもよく御存知の事と
思うので、彼、ゲーンズブールについて一寸触れておきましょう。
彼は1928年、ロシヤ人を両親として巴里に生れ、育ちました。
作詞作曲家として音楽活動を続けては居ますが、1959年に自作の
モダン・ジャズ風の作品を自ら歌って、ディスク大賞を得ても居ります。
38才と云う作詞作曲家として油の乗り切ったゲーンズブール。
そして又、パパ、ロベール・ギャルをプレインに持っているフランス・
ギャルは生れながらの才能にも増して、欧州の音楽界の名実共に
トップ・アイドルですね。
Nous Ne Sommes Pas Des Anges原題を直訳すると、我々は天使
ではない、となりますが、歌詞の対訳を参考に、このギャルと
ゲーンズブールのヒット第三弾をお聴きになれば、固い言い方を
すれば現代の音楽とでも云うのかしら?私達の今日の歌、今日の
サウンズを、天使でなくて私達は、ため息の前に、まず彼女と
口ずさみたくなる筈です。(2:41)
★アメリカ万歳(L'Amérique)
フランスで最も人気のある音楽雑誌Salut
Les Cpainsサリュー・レ・
コパンの1月号でフランスのヒット・パレードHOT50に初登場、39位
にチャートされ上昇中、ギャルの最新ヒットです。
去秋のパリ暮しの間、私は貧しいフランス語に何時もコンプレックス
を感じて居ましたが、夜更けのサン・ジェルマンでは比較的どちら
かと云うと大きい顔をして居られました。ジューク・ボックスにコインを
入れる若い世代の巴里ッ子達は“フランス人は母国以外に興味を
示さない”等と云うお古い観念の枠を脱皮し“Bon Nuit”と挨拶する
私に“Bye Bye!Have A Sweet Dream”と英語と共にオ休みの
投げキッスを贈ってくれたものでした。考えてみれば音楽こそ、
世界の共通語ですね。
L'Amérique原題の「ラメリック」浮き浮きするコーラスがギャルを
文字通りバック・アップする楽しいナンバーです。
“あなたと二人でアメリカに行ってみたいわ”フランス・ギャルの歌に
貴方も私も、そう私達の夢を話しましょう。(2:18)
[桜井陽子]
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